ABOUT

野生のアーティストと、未来の現代美術。

新芸術校も今年で五年目をむかえる。
新芸術校は普通のアートスクールではない。講義のレベルは藝大、美大に引けをとらないと自負しているし、アーティストをデビューさせ、育成するために、専門学校やカルチャーセンターよりも実践的なカリキュラムを組んでいる。実際に、すでに何人かのアーティストは新芸術校からデビューし、活動の場を広げている。今のところ、このような在野のアートスクールは他に類を見ない。

在野のアートスクールでありながら、藝大、美大と競合し、既存のアートシーンに影響力を持つこと。それこそが、新芸術校の存在意義だ。とくに近年は、ますますそう感じるようになった。
この国のアーティストはみな、社会における自身の価値に不安を持ち、怯えている。アーティストなんて何の根拠もなく、現代社会のなかで役に立つわけではないと、本当は知っているからだ。
アートはいったい何のためにあるのか、自分の存在価値はなんなのか…… もちろん、そのような疑問や不安こそがアートを鍛え、その闘いの中からこそ、時代を画する表現が生まれてくる。しかし多くのアーティストは、その不安から逃れるために既存の制度や権威に承認されようとするか、コマーシャリズムやポピュリズムに迎合するのである。

新芸術校は、そのような、アートの存在論的不安を抱えた「野生のアーティスト」たちが集う場である。実際に、これまでの受講生の多くが、正規の美術教育を受けたことがないか、そこに疑問や不満を持ってやってきた人たちだ。
しかし、「野生のアーティスト」をそのままデビューさせるだけなら、芸能人を客寄せに利用する展覧会や、アウトサイダー・アートビジネスと変わらない。そうではなく、新芸術校は、「野生のアーティスト」としての彼らの誇りと不安、その激しい葛藤を滋養としてアートを育んでいく「庭」であろうとしているのだ。
野生のアーティストたちは、新芸術校という庭に、自らの野生の種を蒔く。彼らはそこで、アウトサイダーであることから離脱し、野生の種を育てる「庭師」となるだろう。

新芸術校は、庭としては生まれたばかりだが、そこにはすでに生態系が生まれ、ひとつの世界を持ち始めている。この庭を美しいと感じる人がいる限り、新芸術校は続いていくはずだ。
例年のように、定員はあるが、入学のための試験や足切りはない。今年も、志を持った人材が集まってくれることを期待している。

「コレクティブリーダー」とはなにか。もちろん、そんな美術用語はない。新芸術校が考え出した造語である。
アーティストがチームを結成し、その集団性を主体として活動するという戦略を「アート・コレクティブ」と呼ぶ。アート・コレクティブという言葉は、2010年代に入って現代美術の世界で一般化した。カオス*ラウンジや、同世代のパープルーム、SIDE COREもアート・コレクティブだし、上の世代にはChim↑Pomがいる。
日本におけるアート・コレクティブの歴史は、アーティストたちによる集団活動という意味では、実験工房(1951年結成)や具体美術協会(1954年結成)といった戦後の前衛美術集団にまで遡ることができる。しかし、近年のアート・コレクティブの隆盛は、集団による表現というだけでなく、現代社会のなかで美術が生き残るための、一種の生存戦略として生まれているように見える。
アカデミックな制度や美術館、ギャラリーといった既存のインフラへの不信、マーケットの不在などを背景として、その危機感を共有するアーティストたちが、生き残るために群れをなす。2010年以降に登場した多くのアート・コレクティブに共通するものがあるとすれば、このような特徴だろう。

そもそも新芸術校は、そのようなアート・コレクティブの生存戦略の「次の一手」として考えたものであった。
現代美術を取り巻く状況は厳しい。しかし、寄り添って耐え忍ぶだけでは状況は変わらない。アート・コレクティブとして集団を組織してきたノウハウを活かし、より大きな集団、そして新たな現代美術のインフラを築いていくために、「学校」という形式をアップデートさせたのである。
その結果は、少しずつ、しかし確実に出てきている。アーティストたちとともに歩み、新しい環境を築くために実践し、状況を変えてゆこうとするプレイヤーたちの登場である。たとえば第一期生のALI-KAは、新芸術校卒業後、不動産業界に飛び込み、アーティストたちと物件のマッチングから展覧会企画立案まで手がける新しい試みをはじめている。第二期生の秋山佑太は、建築家としての能力を活かして『中央本線画廊』という新しいギャラリーを立ち上げ、若手アーティストたちの場づくりに尽力している。
新芸術校は、新しいタイプの優れたアーティストを輩出することだけを目的としているのではない。作品は制作しなくても、アイディアと実践力で状況を変え、現代美術の新しい環境を築いていける人材を輩出することもまた、重要なミッションなのである。

そのような人材を育成するために、新しいコースを設立しようと考えた。しかし、そのような人材は何と呼べばよいのだろうか。
作品をつくらず状況や環境に関わるプレイヤーは、たとえばキュレーターや批評家と呼ばれることもある。しかし、キュレーターは自分の展覧会にしか、批評家は自分の文章にしか責任を持たない。だから、「キュレーターコース」や「批評家コース」と名付けるわけにはいかない。
すでに述べたように、新芸術校はアート・コレクティブとしての活動の延長線上にある。だとすれば、アート・コレクティブとしての新芸術校の試みを引き継ぎつつ、その外側で拡張してゆく、更新してゆく人材が必要とされている。
コレクティブを率いて、独立した活動を模索する人材。そのような人材のことを、私たちは「コレクティブリーダー」と呼ぶことにした。

黒瀬陽平

PROGRAM

プログラム

  • ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校(以下、新芸術校)第5期の開講期間は、2019年4月から2020年3月までの12ヶ月間です。主任講師は、カオス*ラウンジ代表の黒瀬陽平です。開講期間途中での受講申込みや、一部講義のみの受講は受け付けておりません。
  • 本講座では、第5期より「コレクティブリーダー課程」を新設します。同課程は、自身は作品の制作を行わないけれども、将来的に美術教育や制作支援に携わることを考えている方のためのプログラムです。成果展に参加するかわりに、キュレーションと論文の指導を受けることができます。詳しくは下記をご覧ください。
  • 新芸術校の開催場所はゲンロンカフェ、およびゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエ(以下、五反田アトリエ)です。
  • 本講座では、「展示指導」を軸に、現代美術の現場を見学する「ツアー」、実践となる「展覧会」「講評会」を組み合わせた授業スケジュールが組まれています。前期の間に美術展やそのキュレーションに関する知識を徹底的に身につけ、後期には五反田アトリエを会場として4回のグループ展を開催し、展示の実践の場とします。最後に、4回の展覧会を通してもっとも力を発揮した5名が選ばれ、最終選抜展を行います。また、ツアー以外のすべての授業で制作指導の機会を持ち、ていねいに制作をフォローします。
  • 本講座は、美術教育や制作経験の有無にかかわらず、「アーティストとしての総合力」を身につけたいと望むあらゆる人々に開かれています。

コレクティブリーダー課程新設!

新芸術校では第5期より「コレクティブリーダー課程」を新設しました。このコースの受講生は、すべての講義とワークショップを受講することができます。また、希望があればワークショップでの課題を提出することもできます。ただし、グループ展および最終成果展での作品制作・展示の権利はもちません。
かわりに、このコースではキュレーションと論文執筆の指導を重点的に行います。グループ展については、授業内でキュレーションプランを提出することができ、採用されればグループ展のひとつにキュレーターとして参加することができます。また、自身の参加しないグループ展については、展評の提出を義務とし、主任講師によって添削・講評と指導を受けることができます。第5期の最後には最終成果展を扱った修了論文を提出してもらい、ゲスト講師を呼んで公開の講評会を行い、最優秀作をゲンロン発行のメールマガジン(ゲンロンβ)に掲載します。

展示指導

展覧会を作るにあたり必要な力をつけるための授業です。作家や作品を客観的に説明するスキルや、空間の使い方、テーマの設定や物語の作り方など、キュレーターに不可欠な技術を身につけ、展示のプランを組み立てていきます。また、現代美術の最前線で活躍するアーティスト、プロの学芸員・キュレーターをゲスト講師にお招きし、展示を念頭においた制作指導を行います。

ツアー

現代美術の現場を見学し、作品や展示について理解を深める授業です。注目の展覧会や見るべきイベントなどをピックアップし、黒瀬主任講師あるいはカオス*ラウンジのメンバーとともに現地に行き、講義を受けます。展覧会チケット、展覧会場への交通費などは各自負担となります。

合同授業

ゲンロンスクールの他のコースとの合同授業です。ジャンルを横断して広い視野を獲得します。

展覧会+講評会

9月から12月にかけて、五反田アトリエにて合計4回のグループ展を開催します。受講生は9月(4名)、10月(6名)、11月(10名)、12月(16名)の4グループに分かれ、作品を展示します(カッコ内は想定される展示参加人数)。準備期間の短いグループは、展示する人数が少なく、一人ひとりがより多くのスペースを使って自由な展示をすることができます。月を重ねるごとに展示参加人数が増え、準備が充分にできる一方で、個々の参加者のスペースは少なくなります。この展覧会では、受講生は作品を展示するだけでなく、黒瀬主任講師のサポートのもと、キュレーションも基本的に自分たちで行います。展示は一般公開します。会期はそれぞれ2回の土日を含む9日間を予定しています。
展覧会の終盤には、ゲスト講師を迎えて講評会の機会を持ちます。講評会には当該の展示に出品している受講生だけではなく、すべての受講生が参加します。講評会の際には、当該の展示に参加していない受講生の作品や今後の展示についても指導を受けることができます。

最終選抜展+講評会

4つの展覧会を通してもっとも力を発揮した4〜8名の受講生および、敗者復活戦にて勝ち上がった若干名の受講生は、2020年3月に開催される最終選抜展に参加する権利が得られます。また、最終成果展から外れた受講生による裏成果展も同時に開催されます。最終選抜展はゲンロンカフェにて、裏成果展は外部の会場にてともに3日間を予定しています。いずれの展示も一般に公開されます。展示初日に、美術界を代表する第一線の審査員を迎えて最終講評会を行います。最終講評会では最優秀賞および各審査員賞を選出します。

SCHEDULE

スケジュール

 

日程 テーマ 時間 科目 講師
2019年
4月7日(日) 展示指導1
導入
13:00-14:00 イントロダクション 黒瀬陽平
14:15-16:45 受講生による自己紹介プレゼン
17:00-18:00 制作指導
4月21日(日) ツアー1
アートの現場を見る1
13:00-17:00 黒瀬陽平・カオス*ラウンジ
4月28日(日) 展示指導2
セルフプロデュース
13:00-14:30 レクチャー 黒瀬陽平
14:45-16:15 制作指導
16:30-18:00 制作指導・講評
5月12日(日) 展示指導3
展示を企画する1
13:00-14:30 レクチャー 黒瀬陽平
14:45-16:15 レクチャー
16:30-18:00 制作指導
5月19日 展示指導4
作品を作る1
13:00-14:30 レクチャー 堀浩哉・黒瀬陽平
14:45-16:15 制作指導・講評
16:30-18:00 制作指導・講評
5月26日(日) ツアー2
アートの現場を見る2
13:00-17:00 黒瀬陽平・カオス*ラウンジ
6月2日(日) 展示指導5
作品を作る2
13:00-14:30 レクチャー 弓指寛治・黒瀬陽平
14:45-16:15 制作指導・講評
16:30-18:00 制作指導・講評 ※CL課程はグループ展プランを提出
6月16日(日) 展示指導6
展示を企画する2
13:00-14:30 レクチャー 新藤淳・黒瀬陽平
14:45-16:15 制作指導・講評
16:30-18:00 制作指導・講評 ※CL課程はグループ展プランを提出
6月23日(日) ツアー3
アートの現場を見る3
13:00-17:00 黒瀬陽平・カオス*ラウンジ
7月7日(日) 展示指導7
展示を企画する3
13:00-14:30 制作指導・講評 黒瀬陽平
14:45-16:15 制作指導・講評
16:30-18:00 制作指導
7月14日(日) 展示指導8
展示を企画する4
13:00-14:30 レクチャー 西澤徹夫・黒瀬陽平
14:45-16:15 制作指導
16:30-18:00 制作指導・講評
7月28日(日) ツアー4
アートの現場を見る4
13:00-17:00 黒瀬陽平・カオス*ラウンジ
8月 個別指導1 13:00-18:00 面談1 黒瀬陽平
8月11日(日) 合同授業
新芸術校×
ひらめき☆マンガ教室
13:00-14:30 レクチャー さやわか・黒瀬陽平
※ひらめき☆マンガ教室との合同授業を予定
14:45-15:45 レクチャー
16:00-18:00 制作指導・講評
9月1日(日) ツアー5
アートの現場を見る5
13:00-17:00 黒瀬陽平・カオス*ラウンジ
9月12日(木)
〜13日(金)
設営1 15:00-21:00
9月14日(土)
~22日(日)
展覧会1
グループ展A(4名)
9月21日(土) 講評会1 13:00-14:00 レクチャー 椹木野衣・黒瀬陽平
14:15-16:15 講評会
16:30-17:30 講評会
10月5日(土) 展示指導9
展示を批評する1
13:00-14:30 レクチャー 高山明・黒瀬陽平
14:45-16:15 制作指導・講評
16:30-18:00 制作指導・講評
10月6日(日) ツアー6
アートの現場を見る6
13:00-17:00 パープルーム見学※CL課程は見学後ディスカッションに参加 梅津庸一・黒瀬陽平・カオス*ラウンジ
10月10日(木)
〜11日(金)
設営2 15:00-21:00
10月12日(土)
~20日(日)
展覧会2
グループ展B(6名)
10月19日(土) 講評会2 13:00-14:00 レクチャー 飴屋法水・黒瀬陽平
14:30-16:15 講評会
16:30-17:30 講評会
10月27日(日) 展示指導10
展示を批評する2
13:00-14:30 レクチャー キュンチョメ・黒瀬陽平
14:45-16:15 制作指導・講評
16:30-18:00 制作指導・講評
11月3日(日) ツアー7
アートの現場を見る7
13:00-17:00 黒瀬陽平・カオス*ラウンジ
11月7日(木)
〜8日(金)
設営3 15:00-21:00
11月9日(土)
~17日(日)
展覧会3
グループ展C(10名)
11月16日(土) 講評会3 13:00-14:00 レクチャー 八谷和彦・黒瀬陽平
14:30-16:15 講評会
16:30-18:00 講評会
11月24日(日) 展示指導11
展示を批評する3
13:00-14:30 レクチャー 松下徹(サイドコア)・黒瀬陽平
14:45-16:15 制作指導・講評
16:30-18:00 制作指導・講評
12月5日(木)
〜6日(金)
設営4 15:00-21:00
12月7日(土)
~15日(日)
展覧会4
グループ展D(16名)
12月1日(日) ツアー8
アートの現場を見る8
13:00-17:00 黒瀬陽平・カオス*ラウンジ
12月14日(土) 講評会4 13:00-14:00 レクチャー 宇川直宏・黒瀬陽平
14:30-16:15 講評会
16:30-17:30 講評会
2020年
 1月5日(日) 論文提出
CL課程グループ展展評提出
1月12日(日) 展示指導12
展示を批評する4
13:00-14:30 レクチャー 伊藤亜紗・黒瀬陽平
14:45-17:15 展示指導・講評(選抜展敗者復活プレゼン)
17:30-18:30 グループ展展評講評
1月 個別指導2 13:00-18:00 個人面談 黒瀬陽平
1月26日(日) ツアー9
アートの現場を見る9
13:00-17:00 黒瀬陽平
2月2日(日) 展示指導13
作品を作る4
13:00-14:30 レクチャー 黒瀬陽平
14:45-16:15 制作指導・講評
16:30-18:00 制作指導・講評
2月 個別指導3 13:00-18:00 個人面談 黒瀬陽平
2月26日(水)
〜28日(金)
設営5 15:00-21:00

2月29日(土)
~3月2日(月)
最終選抜展
選抜者5名による展覧会
2月29日(土)
~3月2日(月)
落選展
非選抜者による展覧会
2月29日(土) 最終講評会 14:00-16:00 審査会 岩渕貞哉・田中功起・やなぎみわ・和多利浩一・黒瀬陽平
16:30-18:30 最終講評会
3月15日(日) 論文提出
CL課程最終論文提出
3月22日(日) 最終論文講評会 14:00-15:30 講評会 梅津庸一・黒瀬陽平
16:00-18:00 講評会

LECTURERS

講師

黒瀬陽平|くろせ・ようへい

1983年生まれ。美術家、美術評論家。ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校主任講師。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。2010年から梅沢和木、藤城噓らとともにアーティストグループ「カオス*ラウンジ」を結成し、展覧会やイベントなどをキュレーションしている。主なキュレーション作品に「破滅*ラウンジ」(2010年)、「キャラクラッシュ!」(2014年)、瀬戸内国際芸術祭2016「鬼の家」、「カオス*ラウンジ新芸術祭2017 市街劇『百五〇年の孤独』」(2017-18年)など。著書に『情報社会の情念』(NHK出版)。

講師

堀浩哉

堀浩哉|ほり・こうさい

1947年富山県生まれ。美術家。多摩美術大学名誉教授。1969年に「美共闘」(美術家共闘会議)を結成、議長を務める。2010年、東京・秋葉原のアーツ千代田3331内に多摩美術大学運営のオルタナティブ・スペース「アキバタマビ21」を開設し、プロデューサーを務める(2012年まで)。

第41回ヴェネツィア・ビエンナーレ、「ユーロパリア・ジャパン’89」(ゲント現代美術館)、「今日の日本」(ルイジアナ近代美術館、デンマーク他巡回)、釜山国際アートフェスティバル、「センチュリー・シティー」(テート・モダン)、越後妻有アートトリエンナーレなど、国内外の展覧会に多数参加。近年の展覧会に「堀浩哉展─起源」(多摩美術大学美術館)、「ミニマル/ポストミニマル」(宇都宮美術館)、釜山ビエンナーレ、「1968年激動の時代の芸術」(千葉市美術館)、「ニューウエイブ現代美術の80年代」(国立国際美術館)など。

新藤淳|しんふじ・あつし

1982年生まれ。美術史、美術批評。国立西洋美術館主任研究員。2007年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程芸術学専攻修了(西洋美術史)。共著書に『版画の写像学』(ありな書房)、『ウィーン 総合芸術に宿る夢』(竹林舎)、『ドイツ・ルネサンスの挑戦』(東京美術)など。展覧会企画(共同キュレーションを含む)に「フェルディナント・ホドラー展」(2014-15年)、「No Museum, No Life?-これからの美術館事典」(2015年)、「クラーナハ展-500年後の誘惑」(2016-17年)など。

西澤徹夫|にしざわ・てつお

1974年生まれ。建築家。西澤徹夫建築事務所主宰。作品=《東京国立近代美術館所蔵品ギャラリーリニューアル》(2012)、「映画をめぐる美術──マルセル・ブロータースから始める」展会場構成(2014)、「Re: play 1972/2015―「映像表現 ’72」展、再演」会場構成、《西宮の場合》(2016)、「京都市美術館再整備事業基本設計・実施設計監修」(共同設計=青木淳建築計画事務所)、「八戸市新美術館設計案」(共同設計=浅子佳英)ほか。

さやわか

さやわか

1974年生まれ。ライター、物語評論家、マンガ原作者。ゲンロン ひらめき☆マンガ教室主任講師。『クイック・ジャパン』『ユリイカ』などで執筆。「LINEマンガ」に連載中の『キューティー・ミューティー』の原作を担当。著書に『僕たちのゲーム史』、『一〇年代文化論』(星海社新書)、『AKB商法とは何だったのか』(大洋図書)、『キャラの思考法』(青土社)がある。近著に『文学の読み方』(星海社新書)、『文学としてのドラゴンクエスト』(コア新書)など。

椹木野衣|さわらぎ・のい

1962年埼玉県秩父市生まれ。1990年代初頭から東京を拠点に批評活動を始める。最初の評論集『シミュレーショニズム』(増補版、ちくま学芸文庫)は、90年代の文化動向を導くものとして広く論議を呼ぶ。また「アノーマリー」展(村上隆、ヤノベケンジほか参加、1992年、レントゲン藝術研究所)、「日本ゼロ年」展(岡本太郎、成田亨、横尾忠則ほか参加、水戸芸術館)ではゲスト・キュレーターを務めた。主著となる『日本・現代・美術』(新潮社)では日本の戦後を「悪い場所」と呼び、わが国の美術史・美術批評を根本から問い直してみせた。ほか著書多数。近著に『震美術論』(第68回芸術選奨文部科学大臣賞、美術出版社)、『後美術論』(第25回吉田秀和賞、美術出版社)、『アウトサイダー・アート入門』(幻冬舎新書)、『戦争画とニッポン』(会田誠との共著、講談社)、『日本美術全集 第19巻 拡張する戦後美術』(責任編集、小学館)ほか。また2014年に演出家の飴屋法水と「グランギニョル未来」を結成、日航機123便事故、東京電力福島第一原発事故を主題とする活動も行っている。

高山明

高山明|たかやま・あきら

1969年生まれ。演出家。演劇ユニットPort B(ポルト・ビー)主宰。『サンシャイン62』、『東京/オリンピック』(はとバスツアー)、『個室都市』シリーズ、『完全避難マニュアル』、『国民投票プロジェクト』、『光のないⅡ(福島-エピローグ?)』、『東京ヘテロトピア』、『横浜コミューン』など、ツアー・パフォーマンスや社会実験的なプロジェクトを現実の都市空間で展開している。2013年9月に「一般社団法人Port(ポルト)観光リサーチセンター」を設立し、観光事業にもその活動を広げつつある。対談集に『はじまりの対話– Port B国民投票プロジェクト』(現代詩手帖特集版/思潮社)がある。

飴屋法水|あめや・のりみず

79年、17才で唐十郎の「状況劇場」に参加。83年「東京グランギニョル」結成、演出家として独立。90年からレントゲン藝術研究所など美術の場に発表を移す。95年より「動物堂」で動物の飼育と販売に従事しながら、99年「日本ゼロ年」展、05年「バ ング ント」展など。07年、平田オリザ作「転校生」の演出で演劇に復帰。以後、FT、吾妻橋ダンスクロッシング、ポ・ナイトなどに連続参加。小説家朝吹真理子、山下澄人との共同制作や、大友良英、テニスコーツなど音楽家とのライブ共演も多数。

キュンチョメ

2011年から活動を開始した男女ユニット。メンバーはホンマエリとナブチ。キュンキュンしてチョメチョメしたいからキュンチョメ。災害や社会問題などで揺れる現場に滞在し、立場や思想信条の異なる様々な人々と遊戯的なアクションを通した対話を行い、制作へと発展させている。
近作は、米軍新基地問題で揺れる沖縄で、サータアンダギーとアメリカのドーナツの合体を提案する『完璧なドーナツをつくる』や、震災後に建設が進む巨大防潮堤を理想の姿に作り変えてもらうことで人と自然の共存の仕方を問う『壁を変えた話』などがある。
WEB https://www.kyunchome.com/

八谷和彦|はちや・かずひこ

メディア・アーティスト
1966年4月18日(発明の日)生まれの発明系アーティスト。九州芸術工科大学(現九州大学芸術工学部)画像設計学科卒業、コンサルティング会社勤務。その後(株)PetWORKsを設立。現在にいたる。
作品に《視聴覚交換マシン》や《ポストペット》などのコミュニケーションツールや、ジェットエンジン付きスケートボード《エアボード》やメーヴェの実機を作ってみるプロジェクト《オープンスカイ》などがあり、作品は機能をもった装置であることが多い。
2010年10月より東京芸術大学先端芸術表現科 准教授。
撮影=米倉裕貴

松下徹(SIDE CORE )|まつした・とおる

1984年神奈川県生まれ。自ら作家として活動する傍ら、2012年に高須咲恵と「SIDE CORE」を発足。2017年より西広日本のストリートカルチャーとアートの中間領域に焦点を当てた展覧会の企画や壁画プロジェクトのディレクション、またはグループでの作品制作をおこなう。最近では日本最大の壁画プロジェクト「TENNOZ ART FESTIVAL」(2019年)への企画参加。日本では前例の少ない、多種多様なストリートカルチャーの表現者達が交差する展覧会「そとのあそび」(2018)を市原湖畔美術館と共同開催。また2017年に引き続き、2019年も「Reborn-Art Festival」への参加が決定しており、ストリートカルチャーの視点から被災地となった石巻にアクションをおこす。SIDE COREとしてのグループ制作では、5mもの高さがある巨大なネズミの人形を深夜の街で徘徊させるプロジェクト「通り過ぎる夜」(2019)、夜間道路工事現場のようなスケートボードパークを作り出すプロジェクト「RODE WORK」(2017~2018)など、ルールの網目を縫いながら都市空間に異質な風景を生み出し、新たなゲリラ的行動性を開拓するプロジェクトを展開している。

宇川直宏|うかわ・なおひろ

DOMMUNE/現在美術家。1968年生まれ。香川県/高松市出身。京都造形芸術大学情報デザイン学科教授。映像作家/グラフィックデザイナー/VJ/文筆家/そして現“在”美術家など、幅広く極めて多岐に渡る活動を行う全方位的アーティスト。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、現在の日本にあって最も自由な表現活動を行っている”MEDIA THERAPIST”。日本に於けるVJのオリジネイター。2001年のニューヨークPS1 MOMA「BUZZ CLUB」、ロンドン・バービカン・アートギャラリーでの「JAM展」での展示から、国内外の数多くの展覧会で作品を発表。2013~2015年度文化庁メディア芸術祭審査委員。2015年度アルスエレクトロニカ(リンツ・オーストリア)審査委員。また、1980年代末「ヤバイ」という日本語スラングを初めて肯定的な意味に変転させて使用し、著述を通じて世間一般にまで広めた人物でもある。また90年代初頭より文中においてエクスクラメーションマークの連打「!!!!!!!」を多用し、現代の日本語における「感嘆」や「強調」の表現を、SNS以前から独自的に拡張した。2010年3月、突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続けている。著書として『@DOMMUNE-FINAL MEDIAが伝授するライブストリーミングの超魔術!!!!!!!!』(河出書房新社)他。DVDに「MAD HAT LAUGHS!!!!!」(Ki/oon / SONY)他。ミュージシャンとしてはUKAWANIMATION! 名義で「ZOUNDTRACK」(avex trax)他。また、最近は国内外の現代美術の展覧会で精力的に作品を発表している。高松メディアアート祭では、ディレクター/キュレーター/審査委員長のなんと三役を担当。2019年瀬戸内国際芸術祭で、高松市にサテライトスタジオを開設するパフォーミング・インスタレーションを遂行!現在、宇川の職業欄は「DOMMUNE」。www.dommune.com/

梅津庸一|うめつ・よういち

1982年山形生まれ。美術家、パープルーム主宰。美術、絵画が生起する地点に常に関心を抱く。日本の近代洋画の黎明期の作品を自らに憑依させた自画像、自身のパフォーマンスを記録した映像作品、自宅で20歳前後の生徒5名と共に制作/生活を営む私塾「パープルーム予備校」を主宰、展覧会の企画、ギャラリーの運営、テキストの執筆など活動は多岐にわたる。主な展覧会に『未遂の花粉』(2017年、愛知県美術館)、『恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画』(2017年、ワタリウム美術館)、『パープルタウンでパープリスム』(2018年、パープルーム予備校ほか)、『百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術 -』(2019年、東京都現代美術館)。作品集に『ラムからマトン』(アートダイバー)。
ツイッター:@parplume

弓指寛治|ゆみさし・かんじ

「自死」や「慰霊」をテーマに創作を続ける画家。大学院修了後、学生時代の友人と名古屋で映像制作会社を起業。2013年に代表取締役を辞任し上京、作家活動を開始した。
ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校の第一期生として学んでいた2015年に、交通事故後で心身のバランスを崩していた母親が自死。
出棺前に「金環を持った鳥のモチーフ」が浮かび、以後制作される多くの作品で繰り返し登場する彼の表現の核となっている。
2018年には、約30年前に自死したアイドルをテーマにした《Oの慰霊》が第21回岡本太郎現代芸術賞で敏子賞を受ける。
同年に同作の続編的な位置付けの展覧会「四月の人魚」が開催され大きく話題を集めた。

伊藤亜紗|いとう・あさ

東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。MIT客員研究員(2019)。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社、近日刊)など。WIRED Audi INNOVATION AWARD 2017受賞。

審査員

岩渕貞哉|いわぶち・ていや

『美術手帖』編集長。1975年横浜市生まれ。1999年慶応義塾大学経済学部卒業。2002年より『美術手帖』編集部に携わり、2008年から現職。美術出版社取締役。2017年、ウェブ版「美術手帖」をオープン。公募展の審査員やトークイベントの出演など、幅広い分野での現代のアートシーンに関わる。

田中功起|たなか・こおき

1975年生まれ。アーティスト、ARTISTS’ GUILD、基礎芸術。主に参加した展覧会にミュンスター彫刻プロジェクト(2017)、ヴェネチア・ビエンナーレ(2017)、リヴァプール・ビエンナーレ(2016)など。2015年ドイツ銀行によるアーティスト・オブ・ザ・イヤー、2013年ヴェネチア・ビエンナーレでは参加した日本館が特別表彰を受ける。近年は、一時的な人びとの集まりを組織し、集団の行為を記録するという方法論を用いたプロジェクトを行う。主な著作、作品集に『Precarious Practice』(Hatje Cantz、2015年)、『必然的にばらばらなものが生まれてくる』(武蔵野美術大学出版局、2014年)、『共にいることの可能性、その試み、その記録-田中功起による、水戸芸術館での、ケーススタディとして』(グラムブックス)など。
撮影=題府基之

やなぎみわ

神戸市生まれ。1990年代後半より写真作品を発表し、国内外で多数の展覧会を開催。2009年ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館代表。2011年から本格的に演劇活動をはじめ美術館や劇場等で上演。大正期の芸術新興運動を描いた『1924 』三部作、戦時のメディアをテーマにした『パノラマ』、『ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ』などを演出。2014年に台湾製の移動舞台トレーラーを輸入し野外で旅巡業をしながら、美術制作を続けている。

和多利浩一

和多利浩一|わたり・こういち

1960年生まれ。ワタリウム美術館キュレーター、オーナーの1人。早稲田大学卒業。大学1年生の時、姉・恵津子と共にミュージアムショップ「オン・サンデーズ」を創立。83年美術関係書籍・ビデオの出版社「イッシプレス」の代表取締役。90年「ワタリウム美術館」の取締役として参加。現代美術を中心に、建築、写真、彫刻と幅広い展示活動を行う。同時に教育プログラムを積極的に開催。また、92年国際展ドクメンタ9で初の日本人スタッフとして働く。95年第1回ヨハネスブルグ・ビエンナーレの日本代表コミッショナー。
岡本太郎現代芸術大賞の審査委員を1997年から現在まで継続。2013年村上隆主催の第18回GEISAI審査員。共著書に、『夢みる美術館計画』(日東書院)。
ワタリウム美術館 http://www.watarium.co.jp/

APPLICATION

募集概要

定員

通常課程受講生 30名

コレクティブリーダー課程受講生 5名
※通年での募集となります。
※先着順での受付となります。定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。

募集期間

2019年1月20日(日)− 2019年3月11日(月)

受講料

通常課程受講生 290,000円(税別)

コレクティブリーダー課程受講生 260,000円(税別)
※ゲンロン友の会第9期会員および、応募時点でゲンロンスクール(新芸術校/批評再生塾/SF創作講座/ひらめき☆マンガ教室)を受講中の方には割引が適用されます。割引金額は5,000円です。割引の併用はできません。

お申込み

ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校の受講を希望される方は、受講規定をお読みになってから、下記リンクよりゲンロンショップの申込み商品をご購入ください。
銀行振込をご希望の方は、商品を注文後、1週間以内に受講料全額(消費税込)をご入金ください。入金が確認でき次第、手続き完了となります。振込手数料は申込み者の負担とさせていただきます。
クレジットカードでの決済を希望する方は、ゲンロンショップの指示にしたがい、手続きを終えてください。決済終了が確認でき次第、手続き完了となります。
どちらの場合も、入金が確認されない場合は、申込みはキャンセルとさせていただきます。
定員に達し次第、募集は締め切らせていただきます。

受講までの流れ

授業開始日は4月7日(日)です。3月中にメールにて初回授業のご案内を差し上げます。

受講規定

受講資格 ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校の受講資格に、年齢、性別、国籍、学歴、活動歴の制限はありません。
使用言語 授業は日本語で行われます。
授業期間 授業期間は2019年4月から2020年3月です。展示指導、ツアー、講評会の3つの授業を、定められた日に行います。9月から12月には毎月1回、受講生によるグループ展を実施します。受講生は4つのグループに分かれ、いずれかひとつのグループ展に参加することができます。これらの展示を通して上位の成績の受講生4〜5名が選抜され、3月に最終選抜展を実施します。選抜成果展では審査員を招いて最終講評会を行います。また、選抜に漏れた受講生にも同時期に展示の機会を設けます。
なお、講座の途中から受講することはできません。
受講手続 ゲンロンショップより申込みを行ったのち、受講料の納入が確認された時点で受講手続きが完了するものとします。受講手続は申込み順で行われます。また、受講の申込みをもって本受講規定に同意したとみなされるものとします。受講手続完了時にはメールで連絡いたします。
定員 定員は通常課程30名、コレクティブ課程5名です。ただし、応募数が最小人数に満たないときは開講しない場合があります。応募状況により、定員は若干名増えることがあります。最小人数は別途告知いたします。
スケジュール 授業日・授業時間は別途ウェブサイトに明示いたします。
撮影・放送 授業の一部はネットで中継されることがあります。受講者には、欠席時自習や復習のため、受講期間のあいだ有効な視聴権限を付与します。ゲンロンは記録および広報のため、授業風景を予告なく静止画あるいは動画で撮影することがあります。撮影を希望しない受講生はその場で必ず申し出てください。
メーリングリスト 授業についての連絡は、公式メーリングリストを用いて行います。公式メーリングリストには、特にお申し出のない限り、お申し込み時のメールアドレスを登録いたします。お申し込み時のメールアドレスとは別のアドレスの登録を希望される場合は、その旨あらかじめご連絡ください。
受講料
    • 金額
      受講料は別途ウェブサイトに明示いたします。
    • 納入方法
      受講料は、現金、銀行振込、所定のクレジットカードのいずれかにて、全額を一括でお支払いください。
    • 割引
      申込み時点でゲンロン友の会会員の方、また申込み時点で「新芸術校」「批評再生塾」「SF創作講座」「ひらめき☆マンガ教室」のいずれかを受講中の方は、受講料の割引が適用されます。割引額は別途ウェブサイトに明示いたします。
    • 返金
      納入された受講料はいかなる事情があっても返金いたしません。ただし、主催者・講師の事情で授業が中止になった場合はそのかぎりではありません。
    • 分納
      分納は受け付けておりません。ただし、クレジットカード利用の場合は、クレジット会社の規約にしたがった分割払い等が可能な場合があります。詳細はクレジット会社にお問い合わせください。
在籍証明 教程の3分の1以上を欠席した場合は、在籍したと認められない場合があります。
注意事項 自己の受講資格および在籍資格を第三者に譲ることは、いかなる場合も認められません。設備・機材を破損する、授業を妨害する、講師陣の中傷を行う、営業を妨害するなど、当社に不利を及ぼす行為をした生徒は、当社の判断により除籍・退学となる場合があります。その場合も受講料の返金は行いません。
ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校は学校教育法が定める学校や各種学校ではありません。
募集期間は終了いたしました。

お問い合わせ

ゲンロン 担当 李晶玉、松井千夏
info[at]genron.co.jp

1枚目:新井健(第3期金賞)・「OUTTA STEP」展 、2枚目:弓指寛治(第1期金賞)〈スイスの山々〉 撮影=水津拓海(rhythmsift)、3枚目:磯村暖(第2期金賞)・「LOVE NOW」展、4枚目:SAIAKU(NAZE / takuya watanabe takuya / 森本悠生)× MES・現代美術ヤミ市 撮影=水津拓海(rhythmsift)、5枚目:梅沢和木・六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2018