人類再起動――Men are islands

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梗 概

人類再起動――Men are islands

SF創作講座事務局よりお知らせ(2018.7.27)

本作品は商業媒体への掲載を予定しており、現在、本サイトでの公開を中止しております。

今後の情報はこちらでご覧ください。
https://yashimayugen.com/works/

文字数:115

内容に関するアピール

“No Man Is an Island”とはJohn Donneの言葉だが、やはり人は島なのかもしれない。そうであっても島と島はつながることができる。

ある瞬間に、国境、宗教、家族、経済、社会……さまざまな関係やしがらみから解放されたとき、人は絶望し、あるいは希望を持つ。

国がなくなれば「日本人」の意味も変わる。残るのは言語と文化の違いだ。だがそれを守るべきか捨てるべきか。多くの人類は国民ではない「人類」としてやり直す機会を与えられても、その道を選ぶまい。

本来は長編向きのテーマだろう。だが、個々の登場人物の背景と行動、そして国境に関する意見にフォーカスすることで短編としても成立する。さらに転送された急進派(核戦争の発端)の存在と彼らとの対立が事態をドラマティックにする。

世界と人類の終わりではなく、再始動を描いてみたい。同時に、過去の間違いから学ぶことができず、同じ過ちを繰り返す人類の ( カルマ ) についても書きたい。

文字数:405

課題提出者一覧