オズのまほうつかい

印刷

ネーム

オズのまほうつかい

ネームに関するアピール

原作はライマン・フランク・ボームの「オズの魔法使い」シリーズより。

今回の課題の要点は
「何が描きたくて、何が描けるのか、わかる作品をつくること」と
「必要とあれば連載できる作品のパイロット版をつくること」だと解釈しました。

描きたいものは、何よりまず「オズ」のコミカライズですが、
作家個人のテーマとして「劣等感と自己肯定」というのがあるので、
話の中でそれを表現するようにしました。

描けるものとしては、僕のキャラ回しやキャラ作りのクセがわかるように表現したつもりです。
例えば、キャラ同士の「お決まりのやり取り」を決めて、何度も繰り返すこと。
「このキャラはこういう奴」というのがわかるように、何度もそのクセを出すこと。
その上で「このやり取りを続けた先の成長と感動」を見せることで、最終的にこのキャラ達を読者に「好き」と思ってもらえるような構成にしました。
また、僕は普段ラブコメを中心に描いているので、今回はそれ以外のものも描けるぞというアピールも込めて描きました。

そして今回二次創作を題材に選んだのは、
二次創作の仕方によって、その作家の個性が他の作家と区別・比較される形でわかりやすく出ると考えたからです。
原作の通りにキャラを定義して動かす人もいれば、自分の動かしやすいようにキャラを再定義して動かす人もいます。
僕は後者です。この場合「その作家が何を描いても、その作家の読み味になる」ので、そこを狙いました。
また、ビギナーが世に出ようとする時、オリジナルよりも二次創作のほうが注目を集めやすいので、「名刺」としての効果が高いと考えました。
さらに、キャラがたくさん出てくる話のほうが、作家のいろんなキャラ回しが見られるので、これも「名刺」として理にかなってると考えました。

実はこの企画を既に連載用に計画しているので、いつかやります。

以上が今回の課題制作で意図したところです。

文字数:781

課題提出者一覧