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「『過剰』は楽しい?」

  • 溝口力丸(早川書房)
  • 大森望
  • 課題提示、実作講評:柴田勝家
  • 実作講評:溝口力丸(早川書房)
  • 実作講評:大森望

実作提出締切| 2024年10月11日(金)

実作講評会| 2024年10月18日(金)

 フラッシュフィクションを書く際に便利な技の一つに『過剰』があると思っています。普遍的に知られている概念を『過剰』にするだけで、短い話の中でも面白みを出せます。たとえば、信じられないほどに美味い食べ物、大きすぎる建造物、めちゃくちゃに強い生き物、ありえない時代背景、圧倒的なこだわり……。しかも、そうした『過剰』を入れ替えることで、今まで見たこともない概念を生み出すこともできます。

 ただし、この技は諸刃の剣。とてつもない『過剰』を設定したために、短い話の中で扱いきれずに投げっぱなしで終わることもあります。綺麗に投げれば作品になるものの、尻切れトンボになっては元も子もない。このお題を通して『過剰』を適切に処理する方法を身につければ、あらゆる場面で使える最強の技になると思います。なお、これも『過剰』な褒め言葉。

柴田勝家)

※今回の課題はフラッシュフィクション作品の提出です。
提出は、フラッシュフィクションの実作(1000〜2000文字)と、アピール文(400文字以内)です。
梗概提出はありません。

課題提出者一覧