梗 概
北の剣、南の書
・極北の貧しいが文芸は盛んな島で名門の嫡子として育った少年が
主人公。彼が庶子の異母兄に連れられて南の都に行く。そこから始 まる人生の毀誉褒貶。
キャラクター
・イアーリ・キャルタナルソン
郷氏キャルタンの嫡子。この世界の島では当然とされる 即興詩の才能に恵まれる。後半では、あまり口をきかないが
頼られる傭兵頭となる。
・フィテラ・キャルタナルソン
イアーリの異母兄。庶子。豪族同士の争いの中生まれ たので、一族には複雑な感情を持っている。
・サアディット
南の都の後宮における通辞見習いの少女。イアーリか ら北の言葉を教わり、また彼に南の言葉教えることとなる。
ストーリー
北の島での勢力バランスが微妙となり、南から呼び戻されたフィテラが嫡子イアーリを南に連れて行って箔を付けるよう父に命じられ る。南では、当初はうまくいくが、肯定の代替わりに伴い戦いが始 その中でフィテラが死に、イアーリは北に帰る。
北でも勢力争いが激化しており、イアーリは策謀に はまり追放者 となる。傭兵となり戦を重ね、イアーリの中の郷氏の地が魔力となって目覚める。そのなかで顔に傷を負い、娼館の通訳となったサアディットと出会う。
混戦の中、イアーリの魔力が決定的な一打となる。
イアーリは一度北に帰って一族、ことにフィテラの名誉を取り戻 してから再び傭兵となり、サアディットはそれを文書に残す。
文字数:618
内容に関するアピール
・先行作で北欧文化に興味を持った読者にアピール出来ると同時に先行作とは違う「北欧」を描くことが出来る
・少年少女のビルディングストーリーとして受け入れられやすい
・恋愛ではない少年少女の関係を描き出す。
文字数:99