我は人間

印刷

梗 概

我は人間

 地球からはるかに離れ、人間そっくりのアンドロイドが生活を営んでいる惑星キイブが舞台である。

 老保安官であるキーマは通報を受け、シバの町へと赴く。

 着いてみると既に決闘していた二人は死亡し、決闘立会人であるロランから話を聞く。

 二人とも正々堂々と決闘を行い、相打ちとのことであった。

 決闘した理由については、二日前にこの町でテトという若い女性の殺人事件があり、その犯人が決闘者のうちの一人、リィオと呼ばれる青年であった。

 もう一人の決闘者は、その女性の兄役(キイブでは役と呼ぶ)のギューモである。即ち、ギューモは妹の仇討ちのため決闘を行ったのであった。

 『この惑星ではよくある話だ』というロランの言葉に疑念が生じ、キーマは独自に調査を行う。

 

 キーマはまず、兄妹(ギューモとテト)の実家であるミベール家へと聞き込みを行った。

 家令曰く、ギューモはテトと仲が良く、テトの仇討ちのため、ギューモは犯人であるリィオに立ち向かったという。

 心痛な面持ちであったが、何かキーマは釈然としなかった。

 

 次にキーマは殺人事件の犯人とされるリィオの自宅へと向かった。

 リィオのたった一人の家族である母からの話では、リィオは実は殺されたテトと恋人同士であったという。

 そして、実は結婚をしようと誓い合っていた二人だったが、テトの実家から反対され、それを苦にして心中しようとしたが死にきれず、リィオのみ生き残ってしまったのだという。

 その事実を言ったきり、リィオの母はさめざめと泣いたが、キーマには冷たい情しかわかなかった。

 

 キーマは手紙で呼び出され、教会(キイブで信じられているムブ教)へと赴いた。

 そこには老いた修道女がいて、事件の真実を話す。

 教会でテトとリィオは頻繁に会っていたが、それは恋人同士ではなく、娼婦と客という間柄であった。

 テトは金で客と寝る女であり、リィオもまた孝行息子ではなく、ただの飲んだくれの自堕落な男であった。

 テトが殺されたのも、二人の過剰な性行為により、死んだだけという間抜けな話である。

 死んだときにリィオは怖くなり逃げ出すが、テトの実家のミベール家がリィオを捕らえ、体裁のためにテトの兄であるギューモに決闘をさせた。

 ギューモも別段、妹役に愛着は無く、二人とも無様な決闘の上、相打ちになったという。

 この真実を隠す地図を描いたのも、実行したのも、ミベール家と昵懇の決闘立会人であるロランであった。

 

 キーマは保安官事務所の地下へ降りる。

 そこには様々な機械やモニターがあり、この惑星にいるアンドロイドを監視しているのであった。

 実はキーマはキイブでただ一人の人間であり、キイブではアンドロイドを人間に近づけるという実験を行っていた。

 これ以上人間らしい人間たちはいないだろう――

 キーマはイスに座るとモニターを見つめながら呟くのであった。

 我は人間……

文字数:1187

内容に関するアピール

 最も使い古されたアイデアと言われてまず考え付いたのがアンドロイドであり、アンドロイドが人間に最も近づくのはどういう時だろう、と考えていたらこの話を思い付きました。

 また、タイトルは「我はロボット」を意識しましたが全然違う話になってしまい、梗概ではまとまらない話になってしまいました。

 アンドロイドの描写も実作では細かく行い、彼らが人間に憧れている(人間を持たことは無いが)所を魅力的に書くつもりです。

文字数:201

印刷

我は人間

 惑星キイブのにび色の空にぼう、と青白い月が二つ浮かんだ時、老保安官キーマは丁度シバの町に入った。

「31月だというのに忙しいですね」

 馬を町の入り口で繋いでいる時に話しかけてきたのは決闘立会人のロランであった。

「いや、これも保安官の務めだからね。仕方ないさ……」

 最後の方はかすれ気味に呟きながら、キーマは顔の右半分を占める機械部分を撫でた。

「冬の季節は痛みますか?」

 ロランは日に焼けてしわの多い顔を心配そうに近づけてきたが、キーマは自分とロランの間を遮る様に手を振り、「いや、大丈夫だ」と答えた。

「機械部分と生身の境目が痛い、というより痒くなるんだよ……それより、決闘はもう終わったのかね」

「はい、そちらにお知らせしたときにはもう始まっていましたからね」

 キーマは周りを見渡すが、決闘が行われた後の町は月の光を受け、静寂をたたえながら青白く浮かび上がるのみである。

「決闘者を紹介してくれないか」

 ロランは『分かりました』と言いたげに鷹揚おうようにうなずき、黙って教会へと歩き出した。

「これです」

 案内された教会の地下室では、石段の上にシートが被せられた二つの死体が並んでいた。

「死体が二つ……ということは相打ちか」

「ええ、そうです。そして、」

 ロランがばさりと死体に被さっているシートをはぎ取る。

「こちらがギューモ、こちらがリィオです」

 ロランが死体をそれぞれ指さして答える。

「ふぅむ」

 キーマは死体をじっと見る。

 ギューモは大柄であり、ひげ面の強そうな顔をしている。対してリィオは細く、顔も青白いが、体自体は引き締まっている。

「リィオは街はずれで炭鉱夫をしているそうです」

 着ているものは見すぼらしく、顔も青白く細いが、締まっている理由はこれか、とキーマは思った。

「そしてギューモはこの町の名家の生まれです」

「なるほど、来ている服も上等だ」

 キーマは服を撫で、肌触りを確かめた。

「名前と立場は分かったが、何で炭鉱夫と名家が決闘をする?」

「実は……彼女が原因です」

 ロランはそう言って部屋の角を指さす。そこには真新しい、花に囲まれた棺が鎮座していた。

 キーマはゆっくりと棺に歩み寄り、中を覗き込む。そこには、死化粧を施された若い娘が眠っていた。

「その娘はテトという名前です」

 ロランは皺の多い顔に更に皺を刻みながら悲しげにそう答えた。

「この二人との関係は?」

 キーマはあくまで保安官として、状況のみを把握するように機械的に聞いた。

「テトと亡くなったギューモは兄妹です。テトはそこのリィオに殺されました。ギューモは妹の仇を討とうと勇ましく戦ったのです」

「そもそも娘は何故殺された?」

「ええ、リィオはテトに懸想けそうしていたんです。しかし、身分差や何よりテトはリィオを相手にしていなかった。それに憤慨したリィオはこの教会で参拝帰りのテトを絞殺したんです。それを知ったギューモはすぐにリィオを捕らえて、裁判を待たず決闘しました。結果は相打ちに終わりましたが……」

 少々悔しそうにロランは下を向く。

 キーマは棺の窓を開け、テトの首元を見る。そこには、確かに絞殺されたような痣がくっきりと残っていた。

 「ところで、立会人はこのテトとギューモという兄妹とはどのような関係だね。悔しそうにしているところを見ると、ギューモに手を貸したのではないのか」

 キーマの顔の右半分の底からぎょろりと機械眼がロランの方を向く。

「子供の頃から彼を知っているというだけです。彼というより彼の一族を。勿論、『人の三か条』に誓って立会人以上のことはしておりません」

 ロランは疑われた焦りと共に壁にかかっている額縁入りの『人の三か条』の方を見やる。

「分かった。立会人の言うことを信じよう」

 ほっとしてようにロランはキーマの方を向きなおした。

「決闘の様子はどうだった?」とキーマは続けて聞く。

「まず、ギューモとリィオは銃を構えあい、睨み合っていました。しかし、猛烈な砂嵐が吹き、二人とも相手のことが見えなくなったのでしょう。接近し、発泡しました。遠目だったので戦いの様子を細かくは見えていませんでしたが、揉み合いになり、ギューモが振り下ろした銃床がリィオの額に当たり、リィオがばたりと倒れるのが見えました。しかし、ギューモも撃たれていたのでしょう。次の瞬間にはギューモも倒れました」

 成程な、とキーマは思った。ギューモの胸には弾痕があり、リィオの額には殴打されたような窪みがあったためである。

「妹を殺された兄が仇を討つため決闘をして、相打ちに終わった。そういうことか」

「ええ、そうです。この惑星ではよくある話です。悲しいことに」

 キーマは話を聞きながら先ほど話題に出た『人の三か条』に注目した。

 そこには、蝋燭の炎に揺られながら

  ・人は他人を愛する

  ・人は他人を殺さない

  ・人は嘘をつかない

 とキイブで広く信仰されているムブ教の教えが書いてあった。

「まあ、調査次第だ……」

 かすれたような声になりながらキーマはぼそりと呟いた。

 

 キーマがまず向かったのはミベール家であった。ギューモとテトの実家である。

『調査のために当主に会いたい』旨だけを告げ、数分ほど待ったろうか、外も中も豪奢ごうしゃな屋敷の中に通された。

「失礼します」

しばらく待ったが、そう言って入ってきたのは、この家の家令であった。

「申し訳ありません。当主様はお体が元々悪く、加えて今回のお嬢様、また、お坊ちゃまの決闘の件から心労がたまり、床から離れられずにおりまして。失礼とは存じますが、替わって私、家令のサイモンが応対いたします」

 「当主はどうした?」等とこちらの聞きたいことを封じ、挨拶も兼ねた素晴らしい受け答えをするものだ。とキーマは嘆息した。

「今回の件につきましては、決闘立会人のロラン様にお話しした通りです。テト様があのリィオという暴漢に辱められ、ギューモ様がその仇をお討ちなさった。それだけです」

「いやなに、今回の件について決闘の理由や様相は聞いているよ。ただ、ご兄妹二人の普段の様子が知りたくて……」

「普段の様子ですか……」

 サイモンは少々考えるようであったが、すぐにまたこちらを向いた。

「ギューモ様は少々おとなしく、しかし賢い方でしたね。テト様は言い方が少々悪くなるかもしれませんが今時の娘といった感じでした」

「二人の仲は良かったのか?」

「お二人は仲がよろしい。という訳ではございませんでしたね。でも、大人になったら兄妹なぞそんなものでしょう。しかし、仇討ちなされたようにギューモ様はやはりテト様のことを愛されていらっしゃった」

「では当主とは……」と聞こうとした時点で、「ジリリリ」と呼び鈴が鳴り、一人の家僕かぼくがサイモンを呼びに来た。

「失礼ですが、私も色々とございますので……」

 と席を立ち、退出を促してくるサイモンであったが、キーマは玄関口で一言のみ聞いた。

「二人とも、いや、この屋敷の人間は『人の三か条』は守っていたか?」

 サイモンは少々驚いたように目を一瞬だけ見開いたが、

「ええ、それはとても」

 とだけ答え、扉の奥へと消え去ってしまった。

 

 街の中心にあったミベール家から一転、次は街はずれの方へ来ていた。

「ここか」

 キーマは木賃宿や古く傾いた住宅が周囲にある中で一軒の家へと吸い込まれていく。

「どうぞ」とノックへの返答は短く、しわがれた声に迎えられた。

「保安官の方ですか。来られると思っていました……」

 そこには、古い木のベッドに横たわる一人の老婆がいた。

「失礼ですが、あなたはリィオの…」

「母親です」

 と咳交じりの声で返ってきた。

 リィオの母親で、病弱そうだが、意識ははっきりしている。年齢はさほど言っていないのかもしれない……とキーマは密かに考えた。

「先日人が家に来て、息子について話をされていきました」

 母親は少々黙った。息子があのような事件を起こし、決闘で死んだともなれば胸中は複雑であろう、とキーマは思った。

「……でも違う、違うんです」

 母親は下を向き、そう言うなり、わっと泣き始めてしまった。

「奥さん。落ち着いてください」

 数分ほどなだめて、少々冷静にさせたころ、ぽつり、ぽつりと息子について語り出した。

「保安官さん、確かに息子は素行が悪かったかもしれません。でも、最近は真面目にお仕事も行っていましたし、家にも帰ってきていました。そんな息子が人殺しなど……きっと何か間違いがあったに違いありません」

 また、わっと泣きそうになるのをキーマは「まぁまぁ」と落ち着かせる。

「世間で息子はミベールのお嬢さんをけがしたなどと、そう言われますが、違います。息子とお嬢さんは恋仲だったのです。息子はつい先日も言っておりました。お嬢さんへ会いに行くと」

「何度か会いに行っているのですか」

「ええ」

 キーマの慰めが足らないのか、また涙を流す母親、しかし、今度はわっとではなく、さめざめと泣いた。

「要するにだね」

 涙が途切れるタイミングでキーマは言葉を発し、続ける。

「息子さんはお嬢さんと恋仲だった。しかし、お嬢さんは何がしかの原因で殺され、それを勘違いした先方が息子さんとお嬢さんのお兄さんを決闘へと向かわせた、そういうことだね?」

「ええ、ええ」

 ふぅむ、と考え込むキーマ。

「では、お嬢様は誰に、何故殺されたのかね?」

「おそらく息子は殺したのではなく……心中しようとしたのではないかと」

「ほう、心中」

「息子はお嬢さんと身分の違いに悩んでおりました。どうやったら結ばれるのだろうか、と。きっとあの日、お嬢さんと息子は心中しようとしたが、息子だけ失敗して生き残った。そうに違いありません」

一気に言ってはぁ、と息切れしたのか、枕元にある水差しから水をぐびりと飲み込み、壁にかかっている『人の三か条』にすがるような目を向ける母親。

「そうですか。分かりました」

 キーマは短く言うと、さっと立ち上がり、出ていこうとする。

「きっと、息子は悪くありません」

 家を出る際に背後から母親の声が追いかけてきたが、キーマは何も答えなかった。

 

 次の日、キーマは死体が安置している教会へと再度向かった。

 実は先日、教会でロランとあった際に老いた修道女がとメモを渡してきて、そこには『明後日、教会にてお話ししたいことがあります』と書いてあったからだ。

 懺悔室に入るやいなや、「お待ちしておりました。ええ、お待ちしておりました」とブツブツと語る。

「手短に話しましょう」とキーマはぼそりと話したが、修道女は止まらなかった。

「私は全部見ておりましたとも、ええ、あの男と若い女は恋人でもなんでもありません。この教会に足しげく通うから熱心な信徒かと思いましたが、とんでもない。あの女はこの教会で体を売っていたのです。あの若い男は熱心な客だったというだけですわ」

 一気にまくしたてるように話す修道女。

「ほう、じゃあ何であの娘は死んだんだ」

「陰から二人の様子を見たことがありますの、どうやら男は首を絞めるのが好きみたいで、当日は熱心になりすぎたから死んでしまったのでしょう。それよりも――」

 がさがさと懺悔室内で隣にいる修道女の動く音が聞こえる。おそらくこちらへもっと良く声が通る位置を探しているのだろう。

「決闘立会人の方が最も悪いお人ですわ」

「決闘立会人ってロランのことかい?」

「ええ、そうです。あの女が死んだときに決闘立会人が来たのですが、あの女は家柄がいいらしく、体を売っていたことや、その死を隠すために、辱められたという形にして、話をまとめたのがあの立会人ですわ」

「へぇ、そいつは大変だ。ありがとう、話も聞いたし俺はもう行くよ」

「え、ええ。きっと真実を明るみに出してくださいまし」

 懺悔室の暗さから外の日中に出たため、まぶしさに目を細めるが、顔の右半分の奥底から除く機械眼はジィ、と冷静に光量の調節を行っていた。

 

 キーマは保安官事務所に戻るや否や、ぼそりと「オープン」と囁く。すると、壁から地下室への階段が、がしゃりと機械的な響きを持って現れた。

 キーマは階段をコツコツと降りながら、管理AIへと話しかける。

「今回の決闘、殺人事件のファイリングを周辺者への聞き込みとまとめて頼む」

「かしこまりました」

 そこからともなく、無機質な、しかし、最大限やさしい声でAIは答えた。

「惑星キイブでのアンドロイド実験を開始して119,230日です。最近はどうでしたか?」

「どうでしたも何も――ハッ」

 キーマは途中で笑いとも自嘲とも知れぬ言葉で区切り、空間に浮かぶアーカイブの映像を編集し始めた。

 そこには、様々なものが写されていた。

「ええ、売り上げの一割もらえれば、ここを使っていいわよ。でも、商売の時にはなるべく声は静かにね。その方が燃えるでしょう、へへへ」と修道女がテトに話している。

「お嬢さんは何の落ち度もなく殺された、そうでしょう。私に任せてくだされば仇討ちまでのお話はトントンで進みますよ、これが一番家名を守れる方法です。そうしょう?」とミベールの主人へ話す決闘立会人ロラン。

「ええ、息子が決闘?是非やってください。あんな放蕩息子はいない方がいいんです。薬代をこんなに?いいんですか?」とロランの手下から金の詰まった袋を受け取るリィオの母親。

「えっ、俺がテトの仇を討つって?嫌だよう。あんな奴は妹でも何でもないよ。どうせ、クズみてえな男に殺されたんだろう」と汚れたゴミ部屋の中でギューモが菓子を食べながら話している。

 人気のない墓場近くが映し出される。そこには決闘を行っているギューモとリィオがいる。銃を構えて睨み合っているがお互いガタガタと震えて何もできない。業を煮やしたのかロランが「このままだと二人とも撃ち殺しちまうぞ」とハッパをかける。

「そうだぞ、俺は坊ちゃんが勝つ方に三万賭けているんだ!!」とそう力強くヤジを飛ばすのはミベール家の家令。

 見合った二人は銃を発射するが、お互い目をつぶり、慣れない手で撃っているため、中々当たらず、弾が先にきれたのはギューモであり、「わああ」と破れかぶれになって弾の入っていない銃を振り回す。

 ごん、と運よくリィオの眉間に銃床が当たるが、ばん、とリィオの銃から最後の一発がギューモの胸に吸い込まれた。その後、数秒ほどしてどくどくと白い血を流す二人。

「相打ちだから賭け金は半分のみ払い戻しだな」とにんまりとほほ笑むロラン。

 それらの映像を一つにまとめ、空中を払うような仕草で、一つのフォルダにキーマは纏めた。

「地球には報告しますか?」

 AIから告げられ、またキーマは笑いそうになったが、思いとどまった。

 地球を離れ、惑星キイブにてアンドロイドの研究を始めて三百余年。地球からの連絡は百年ほど来ておらず、地球自体もどうなっているか分からないだろう。

「理想的な、人間らしいアンドロイドは出来ましたか?」

 AIからの問いかけにすぐには答えず、壁にかけてあるムブ教の人の三か条を黙ってみる。

 他人を愛さず、他人を殺し、嘘をつく。これ以上人間らしい人間たちはいないだろう。

「人工的な宗教を作っても無駄だったか」

 キーマはイスに座るとモニターを見つめながら呟くのであった。

 我は人間……

文字数:6186

課題提出者一覧