『思念スーツ機動隊 PSYCHIC FORCE』企画書

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梗 概

『思念スーツ機動隊 PSYCHIC FORCE』企画書

作品概要

イメージトレーニングだけが得意だった運動音痴の少年が、思念(サイキック)パワーを使って人類の命運を担うパイロットへと成長していく王道SF作品。Brain Computer Interfaceの技術を軸に、学園もの、ミリタリーSF、地底文明との戦い、そして最終的には宇宙規模の戦いへと展開する壮大な物語。その背後には、主人公自身のルーツという驚くべき真実が隠されていた。

主要キャラクター

時野守人(ときの もりと)

運動音痴でいじめられっ子だったが、類まれな想像力と集中力の持ち主。イメージトレーニングの天才的才能が、思念操作システムで開花する。その驚異的な思念能力の裏には、人類以前の文明の血が流れているという秘密が——。

ミユキ・スミス/思念スーツ研究所所長

日米ハーフの天才科学者。主人公の才能を見出し、母親的な存在となる。Brain Computer Interfaceを利用して、思念で操る戦闘用の等身大スーツの開発を行っている。

篠原大将(しのはら たいしょう)/第7戦隊司令官

伝説的な戦術家。厳格だが人情味のある指導者として主人公の師となる。持病との闘いを抱えている。

プロット

第1部「思念の学園篇」

運動音痴の高校生、時野守人は、思念で操作する新型ゲームで全国チャンピオンとなる。その卓越した才能を、思念で操る戦闘用の等身大スーツの開発を行っていた、思念スーツ研究所のスミス所長が見出し秘密裏にスカウト。研究所での訓練で、守人は仲間たちと出会い、共に成長していく。エースパイロット・速水との模擬戦で予想を超える力を見せた守人に、スミス所長はさらに特別な何かを感じ始める。

第2部「魔の地底篇」

地底から脅威が迫っていた。守人たちは、未知の敵に備えた特訓に励む。やがて地底生物の襲来が始まり、守人は実戦に挑む。彼らは太古より地球の深部で進化を遂げた独自の知的生命体だった。守人は仲間たちと共に地底世界への潜入作戦を決行し、死闘の末に地底人の王を倒す。戦いの中、地底深くで古代文明の遺物を発見。それは、はるかな昔に地球を訪れた宇宙文明の痕跡だった。その頃、地球軍は宇宙からの脅威を察知する。

第3部「源流の宇宙篇」

遺物の解読が進む中、地球外生命体の襲来が始まる。彼らは「里帰り」と称し、巨大ロボットの軍隊で攻撃を仕掛けてきた。スミス所長は解読データを基に新型の巨大ロボットを開発。守人は初の巨大ロボット戦で篠原将軍の宇宙艦隊とともに華麗な戦いを披露する。長く続く戦いを通じて人生の師となった将軍の病状悪化を機に守人の脳の無意識が覚醒し、思念による全宇宙艦隊同時指揮という特殊能力が開花。最終決戦前、スミス所長は衝撃の事実を突き止める。守人こそが、強い思念の力を持っていた古代文明人の血を引く最後の生き残りだったのだ。守人は、人類と古代文明、双方の血を引く者としての使命を胸に仲間たちと決戦に挑む。

文字数:1191

内容に関するアピール

王道=売れ線と信じて、古く懐かしい、王道のストーリーを自分なりに書いてみました。「〇〇の〇〇篇」という言い方も、いつかやってみたかったものです。ベタな設定や展開がてんこ盛りですが、思念による全宇宙艦隊同時指揮という、クライマックスの映像がきちんと描写できれば、いいものになってくれるんじゃないかな、と思っています。

文字数:157

課題提出者一覧