梗 概
記録されざる星
【企画概要】
宇宙にひっそりと存在する不気味な惑星。その正体を探る人間たちが辿る恐怖を描く。
本作は、未知の惑星セレスの謎を主人公ジェイコブ・ハリスが解き明かしていく過程で、人類の理解を超えた存在に直面する物語。宇宙を漂流していた難破船セレスから発見された日誌や映像記録をモキュメンタリー形式で描いて、不気味な余韻を残して終わるストーリー構成が特徴。
【登場人物】
・探査船セレス乗組員
ジョアン・カーライル 探査チームリーダー
イーサン・グレイ 技術エンジニア
アリヤ・ナイール 医療担当
カスパー・オルセン パイロット
相原マコト 通信技師
・探査船セレス調査委員
ジェイコブ・ハリス 調査責任者
エリック・ブライス データアナリスト
【ストーリー】
西暦2200年の地球。地球温暖化などの影響で人類は危機を迎えている。宇宙航行技術は格段に進歩してコールドスリープも実用化されて、人類の活動範囲は飛躍的に広がっている。地球型惑星もいくつか発見されて、そこへの人類移住も検討されたが実現できていない。そんな中、火星軌道を漂流している難破宇宙船が発見される。
難破船は国際宇宙ステーションに曳航されて調査が始まる。
調査が進むうちにこの難破船は約五十年前に地球を飛び立った探査船セレスということが判明。目的地は地球から約二十光年離れている地球型惑星セレス。人類が移住可能か否かの探査が目的だったらしい。しかし、当時の記録は何も残っていない。
難破船内に乗組員はいなかった。無人の探査船セレスは救難信号を発信しながら火星軌道まで自動航行で戻ってきた。探査船セレスをコントロールしているAIには記録が何も残っていない。調査責任者のジェイコブは困惑した。しかし、船内にAIの監視が届かないシークレットルームを発見する。そこに乗組員たちが残した調査記録・日誌・映像データが保管されていた。
ジョアン・カーライツの日誌(抜粋)
「我々は常に視線を感じる。耳鳴りが止まらない。セレスには何かいる」
映像記録:探査第7日目(グレイのヘルメットカメラより)
(砂嵐の音)
グレイ「何か動いた? アリヤ、今の見た?」
アリヤ「いえ、気のせいでしょ。砂嵐が酷いだけ」
グレイ「違う!動いた。確かに(振り向く)あそこ、岩陰に何か」
(画面に突然ノイズ。グレイが叫ぶ声。映像途絶える)
音声のみのデータ「帰りたい、でも、もう帰れない。私たちはセレスの一部になった」
ジェイコブは記録を通じて(ここをモキュメンタリー形式で)乗組員たちが次第に正気を失い精神が蝕まれていく様子を知る。ジェイコブはセレスには危険な生命体がいると確信する。無人だと思っていた難破船セレスには惑星セレスからの訪問者が潜んでいる。
国際宇宙ステーションも難破船セレスと同じ運命を辿りそうな余韻を残して物語は終わる。
文字数:1203
内容に関するアピール
モキュメンタリー形式のホラーや怪談が売れています。なので、スペースSFホラーをモキュメンタリー形式で書けば売れると思います。とはいっても、今現在、流行っている物はすぐに廃れてしまう恐れがあります。何かひとつでも新たらしい試みを検討中です。
【企画書補足】
・惑星セレスへの探査計画は極秘で進められていた。記録はすべて抹消されいる。
・惑星セレスからの電波信号を受信したAIが全ての指示をした。しかし、AIもその電波信号で惑星セレスに操られていた。
・惑星セレスに存在している生命体は単なる生物ではなく、人間の精神に干渉し意識を乗っ取る能力を持つ。
・惑星セレスは地球型惑星に擬態して地球人類をおびき寄せた。最終目標は地球の惑星セレス化。
このようなことを考えています。長編の企画書というのは始めてなので、うまく纏めることでできず拙い企画書になってしまいました。このようなものが「売れそうなもの」になる可能性はありますか?
ご指導よろしくお願い致します。
文字数:426