前回講義で田中先生に、この漫画はキャラの紹介で終わってしまっているので、「虫をもっと可愛く描いたり見開きで景色を描写するなどして、虫に興味なかった主人公が虫に興味を持つ」という内容にしたら良いのではとアドバイスいただいたのですが、私が虫が苦手ということもあり、ストレートにその方向性では上手く修正することができませんでした。

そのため、主人公は虫が苦手という設定にして、蜂谷さんとのやり取りをしっかり描き、二人の関係性を描写する漫画にしようと思い制作しました。

文字数：229

今回の課題は難しく、既存作品の演出などを真似すると、そこだけ作品内で浮いたイメージになっていまい、うまく作品に取り込むことができませんでした。

小学生が登場する作品を描きたいと思ったので、今井哲也先生の「ぼくらのよあけ」や「アリスと蔵六」などを横に置いて描いてみました。
今井先生の作品は、緻密な背景やカメラワークと、頭身低めで表情豊かなキャラクター、小さめの漫画的記号が多く使われている、セリフのないリアクションのコマが重要な役割を果たしている、ということなどが重要だと思ったのですが、
自分の漫画に生かせそうなのは漫画的記号を入れる、くらいで、自分の絵柄でそれをやってもただの普通の漫画になるだけだったなあ、と思いました。。

また、課題とは別に、今回のネームは自分が虫が特に好きではないのに虫を題材にしてしまったので、ちょっと全体的に無理をしている内容になってしまったかなあと反省しています。

文字数：394