作品プラン
私の顔をしたあの子
6年前の私の顔をした病たら、言う。
『「アートの前では病があろうと無かろうと平等」とあいつに言われて私は完全に頭に来た。
だから物理的にでもなんでも、あいつにしがみついてやろうと思った。引きずり降ろしてやろうと。』
・・・いつも思うけど、この子は存在を否定されるのが嫌なのだ。
病とはいえ、なんだかもう人格を持ってしまったのだろう。
私のキャラではなく、いちキャラクターとして存在するのだ、私の腹の中に。私の顔をして、別人格で。
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