この課題文が何を意図しているか理解あるいは推測した上で、批評文を提示せよ。

批評再生塾の課題は、これまで東浩紀氏の出された第2回を除き、主に特定分野の文化について扱ってきたように思います。そして今後に予定されている講義プログラムを見ると、社会や表象や運動、あるいは媒体や思想など、もう少し広い枠組みを意識させる予定が並んでいるようです。

そこで「状況」をテーマとした第9回課題は、この前後をブリッジするような批評を要求することにしました。そういう意味では、これまでに皆さんが各ジャンルについて書かれてきたことを、高い質を伴いつつ、再び今日の社会へと接続するものが期待されていると思ってください。

具体的には、2010年以降の日本が直面している問題点を効果的に指摘し、それに対する処方箋も示唆できる事象(書籍、映画、マンガ、音楽、社会現象など、なんでもよい)をひとつ取り上げ、これを論じてください。

ただし、次の3つの条件を満たしてください。

(1)他の何でもなく、その事象をこそ取り上げることに、妥当性があるようにしてください。「これは他の作品でも語れることじゃないか」と、読者に勘づかせるようなものであってはいけません。

(2)想定される反論を踏まえて書くようにしてください。ただし、それについてあえて文中で言及しなくても構いません。もちろん、触れてもいいですが。

(3)批評再生塾というプロジェクトを全く知らない読者に読ませて、その人を説得できる内容にしてください。

課題提出者一覧