ABOUT

ゲンロンSF創作講座2019へようこそ

 2016年4月にスタートした「ゲンロン 大森望 SF創作講座」は、早いもので4年目を迎え、このほど第4期を開講する運びとなりました。
 4期めともなると、毎年開講されるのがあたりまえみたいに思われているかもしれませんが、ゲンロンという場と、その運営を支える社員並びにスタッフのみなさん、毎回たいへんな労力を要求されるゲスト講師を引き受けてくれる作家・編集者のみなさん、卒業後もこの講座への愛情と関心を持ち続けている元受講生、受講したことはないもののウェブに発表される梗概や実作を熱心にウォッチしてくれるSFファンの方々……などなど、有形無形の多くの力に支えられて、奇跡的に続けられているというのが現状です。ピースがひとつでも欠けるとすぐに立ちゆかなくなってしまうので、「いつか受講したいと思ってるんだけど……」という人は、いまのうちにぜひ。第4期が最後になるかもしれませんよ!

 実際にどんな講義が行われているかについては、第1期の内容をコンパクトにまとめた『SFの書き方 「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録』(早川書房)をぜひ読んでみてください。ゲスト講師陣の講義と講評、受講生が提出した梗概(+アピール)および実作例を収録し、編者の手前味噌ながら、1年間の講座の成果を1冊に凝縮した、たいへん中身の濃い本になったと自負しています。

 講座が軌道に乗った2018年以降は、現役受講生や元受講生の活躍が目立っています。第2期受講生の八島游舷氏は、講座でも高い評価を得た提出作を改稿した「Final Anchors」と「天駆せよ法勝寺」で、それぞれ、第5回日経「星新一賞」グランプリと第9回創元SF短編賞を受賞。また、同じく第2期受講生の神津キリカ氏は、「水靴と少年」で第1回宮古島文学賞の一席を受賞しました。
 第1期の受講生では、名倉編氏が、第58回メフィスト賞を受賞した長編『異セカイ系』で講談社タイガからデビュー。櫻木みわ氏は講座で提出した実作の改稿版を中心とするデビュー短編集『うつくしい繭』を講談社よりハードカバーで刊行。また、山田しいた氏は講談社《コミックDAYS》の連載『乙女文藝ハッカソン』で漫画家としてプロデビューを飾り、現在、第2巻まで単行本化されています。
 現在進行中の第3期では、揚羽はな氏が、講座提出作を改稿した短編「Meteobacteria」で第6回日経「星新一賞」優秀賞を受賞しました。

 ……などと書いていると、受講生の合格実績をアピールする予備校の宣伝みたいですが、こうした成果はそれぞれの書き手の努力の賜物。ゲンロンSF創作講座は、べつだん「新人賞を獲らせること」を第一の目的にしているわけではありませんし、受講生も、作家デビューを目指す人ばかりではありません。「ゲストの話を聞きたい」とか、「小説を書いている人たちと交流してみたい」とか、「本物の編集者と話がしてみたい」とか、そういうカジュアルな参加も歓迎します。また、作品を書くつもりはまったくないが講義は聞きたいという人には、聴講生システムも用意しています。受講生全員(聴講生含む)には、講義および講評すべてを収録した動画アーカイブが公開されるので、講義を欠席しても、自宅で視聴できます。

 逆に、石にかじりついてでも職業作家になりたい人にとっては、実力を試す最高の場になるはず。書きたい作品のあらすじとポイントをアピールする力は、プロになったとき、必ず役に立つでしょう。

 小説の書き方は、かならずしも教えられて身につくものではありません。とはいえ、ジャンルのさまざまなテーマに応じた作法や心構え、やってはいけないことなど、学べることもたくさんあります。これまで、公募新人賞への投稿と落選を漫然とくりかえしてきた人は、自分が考えたプロット、書き上げた作品をプロの講師に見てもらい、意見や評価を聞くだけで、よほど効率的に小説のスキルが磨けるはず。ファンタジーやホラー、ミステリ、純文学など、SF以外の分野で作家になる道を模索している人にとっても、小説を書く基本は同じですし、SFの書き方を身につければ、それが強力な武器となるでしょう。

 また、これは自主的な課外活動の範疇ですが、講義終了後の飲み会では、毎月、朝まで語り合う受講生も多数。2019年には、1期生、2期生、3期生有志合同の新年会も開かれました。同じ目標に向かって進む仲間との情報交換が貴重な財産になっているようです。来期以降もつづくかどうかはわかりませんが、現在は、毎月提出される課題作品を元受講生が自主的にウォッチして講評するインターネットラジオ番組「ダールグレン・ラジオ」や「SF創作講座2期ゴッドガンレディオ」があり、講師以外からのセカンドオピニオン、サードオピニオンを聴くこともできます。さらに、元受講生による同人誌SF同人誌《SCI-FIRE》が刊行されるなど、講座だけではなく、(積極的に参加するかどうかはともかく)さまざまな活動の輪が広がっているのが特徴です。

 過去3年間はうれしい驚きと発見の連続でしたが、第4期のゲンロンSF創作講座でも新たな個性に出会えるのを楽しみにしています。

主任講師 大森望

PROGRAM

プログラム

  •  「SF創作講座」第4期(2019年度)の開講期間は、2019年6月から2020年5月までの12ヶ月間です。主任講師は書評家・SF翻訳家の大森望です。期間途中での入講、一部講義のみの受講は受け付けておりません。
  • 本講座の講義および講評会は、月1回、原則として第3木曜日の夜に、ゲンロンカフェで行います。
  • 各回は3コマからなります(例外あり)。1限(19:00-20:00)はゲスト講師の創作環境やテクニックに迫る講義。2限(20:15-21:45)は、課題に沿って受講生が執筆した梗概を講評し、3編の優秀作を選出します。選ばれた受講生は、次回までに梗概を元にした短篇を執筆・提出します。3限(22:00-23:00)は、前月選ばれた梗概優秀作を発展させた短篇の講評を行います。
  • 本講座では、すべての受講生は、下記の<超SF作家育成サイクル>に基づいた10回の梗概+アピール文を提出することが求められます。また、成績に応じて、梗概を元にした短篇小説を提出していただきます。すべての提出物は専用サイトで公開されます。
    1講義にて課題提示
    各回講義のおおよそ1ヶ月前までに、ゲスト講師から課題が提示されます。課題は「タイムマシン」など道具立てに関するもの、「火星」など舞台に関するもの、あるいは表現手法に関する具体的な指定など、講師によりさまざまです。過去の課題は、こちらでご覧いただけます。
    2webにて梗概提出
    受講生は、各回講義の7日前までに、課題に沿った梗概(1200字以内)と内容に関するアピール(400字以内)を提出することが求められます。受講生は、所定のフォームより、梗概とアピールを指定のウェブサイトにアップロードします。提出されたテキストは、受講生以外でもアクセスできる状態で公開されます。一般読者の反応は以下の選考・講評で考慮されます。
    3講義にて上位3名選出
    講師によって、優秀な梗概が3本(回により異同あり)選ばれます。選出された3名は④に進み、惜しくも選外となった他の受講生は、その日提示された新しい課題に基づいて、次回提出する梗概の準備を始めます。
    4webにて小説提出
    梗概が選ばれた3名は、次回講義の7日前までに、梗概に基づく短篇小説(原稿用紙50枚以内)を執筆・提出します。この3名については、②の梗概提出と④の小説提出が同時並行の作業になります。
    5講義にて優秀作選出
    提出された短篇には、講師の協議に基づいて点数が割り振られます。点数は3人を合計したものが、10点+(受講生総数-その課題で梗概を提出した人数)になるように配分します。点数の推移は特設サイトで公開されるとともに、最終講評において考慮の対象となります。

    以上のサイクルを繰り返すことで、受講生は「課題に沿った小説を組み立てるプロット力」「分量に見合ったアイデアを生み出す発想力」「作品を魅力的に提示するプレゼン力」「発想を作品に落とし込む筆力」など、SF作家としての基礎体力を確実に向上させることになります。

  •  全10回の講義を終えたのち、1ヶ月の準備期間をおいて、2020年5月に修了作品を対象とした最終講評会を行います。修了作品の課題、分量など規定はのちに公開します。
  • 最終講評会では最優秀作を1つ、優秀作を若干選出します。最優秀作を提出した受講生は『ゲンロン』ほか商業媒体に提出作品を掲載し、デビューする権利を得ます。最終講評会の詳細については、のち公開いたします。

 

実績紹介

※アイコンをクリックすると各受講生の作品ページをご覧いただけます。

 

名倉編
(第1期受講生)

異セカイ系』で第58回メフィスト賞を受賞

豪華な講師陣と「競う場」に魅かれ。成長を求めてSF創作講座の受講を決めました。結果。期待どおりの手ごたえを感じています。
けれど得たものはそれだけではありませんでした。競いつつともに創作する仲間。そのなかに自分を置いてみて。自分の得意なもの。苦手なもの。書きたいものが見えてきた気がします。
1ヶ月に1回。短編小説を書く。それを10回くり返す。落としてしまうこともありましたが。それだけでちょっとした自信になります。そしてなにかを書くと。そのたびに発見がありました。SF創作講座で書いた作品のうえにいま自分は立って。景色が変わった。気がしています。

 

櫻木みわ
(第1期受講生)

うつくしい繭』(講談社)で単行本デビュー

「小説は教えられて学べるのか?」と、疑問に思われる方はいるだろうし、そのように尋ねられたこともあるのでしたが、私もその解は分からないのです。ただはっきりと分かるのは、SF創作講座は、編集者も作家仲間もいないプロになる前の孤独な書き手に、ある重要なものを与えてくれるということです。
大岡信さんは評論『うたげと孤心』のなかで、詩歌における歌合(うたあわせ)を例にとり、日本では古代から、文芸や芸術の世界において「何らかの著しい盛り上がりを見せている時代や作品には、必ずある種の『合す』原理が強く働いている」と分析しています。もちろん「合す」だけでなく、そこから離れて創作に取りくむ「孤心」は絶対的に必要だ。しかし「孤心」だけにとじこもってゆくと、作品は色褪せてしまうのだと。
複数で集い、批評や競争をしあい、時には車座になって盛り上がる「うたげ」の場と、ひとりで創作をする「孤心」の両方を行き来することによって、作品はみがかれ、飛躍する。SF創作講座は、まさにこの、「うたげ」の場であると私は思います。それはサークルよりも苛酷で、スクールよりも奥の深い、もんくなしのうたげです。そこにいるのは一流の書き手たちと百戦錬磨の編集者、そしてこれからあなたが出会い、発見してゆく受講生たちです。容赦なくもすばらしい、うたげの世界へようこそ!

 

山田しいた
(第1期受講生)

講談社「コミックDAYS」にてマンガ「乙女文藝ハッカソン」を連載中

私はそもそも小説を書いたことがなかったし、読書量も少ない方で、当然の帰結であまり成績の良い受講生ではありませんでした。
しかし受講により仕事につながる企画発想の基礎体力をつけることができた気がします。梗概は再利用して漫画賞の投稿につながり、「同輩と小説執筆」という稀有な経験を戯画化して漫画連載企画の着想を得ることができました。
そしてなによりかけがえのない創作仲間を得ることができました。今でも同期の受講生とは会うことがあります。
なんかパワーストーンの推薦文みたいな意識の高い文章になってしまいましたが、私からは以上です。
あ、私の提出課題は悔しさなどで消してしまいました。すいません。

 

八島游舷
(第2期受講生)

天駆せよ法勝寺」で第9回創元SF短編賞受賞

Final Anchors」で第5回日経「星新一賞」グランプリ、「蓮食い人」で同優秀賞をダブル受賞

私はこの講座を受けて人生が変わってしまいました。
そうなっても誰も責任を取ってくれません。自己責任という奴ですね。
ともあれ本講座の講師から得た刺激と、同じ課題に向けて書く仲間たちが、いくつかの受賞につながる力になりました。
もう一つの成果は、物語の設計図である梗概の書き方をある程度身につけたことです。
SF創作講座関連のブログ記事をまとめているのでよければそちらもどうぞ。
書くことを諦めない自信と、他人から学ぶ謙虚さのバランスも重要でしょう。自信過剰は大敵です。
講座で毎回きっちり課題を出し、講評を待つのは辛い。今もあのころを思い出すと心がざわつきます。
でも人生はどうせ辛いのです。
同じ辛いなら受けなきゃ損々。
小説は痛みを糧にすることができます。
いずれは自分の文章で自分を救えることだってあるでしょう。

ウェブサイト: https://YashimaYugen.com
Twitter: https://twitter.com/YashimaYugen
作品リスト:http://bit.ly/yugen-works

 

揚羽はな
(第3期受講生)

Meteobacteria」で第6回日経「星新一賞」優秀賞(アマダホールディングス賞)受賞

SF創作講座、驚きの真実(小説素人からの出発編)
・「大森望(本物)がいる!」(敬称略。初回講義にて)
・SF作家がたくさん。サインももらえる! ゲストではない方もなぜか集まるゲンロンカフェ。
・小説ほぼ素人に、星新一賞の優秀賞が降ってきた!(誰よりも驚いているのは本人)
・21世紀初頭の日本を騒然とさせたクイズ王から事務連絡が来る!(未来の歴史書より)
・受講者のみなさん、SFのみならず、世の中に詳しすぎる。夜通し話し込んでも寝ないで平気!

などなど、驚きと楽しさにあふれる講座でした。そして、気が付けば、ほとんど小説の書き方というものを知らなかった私に、しっかりと次なる課題が握らされている……。恐るべし。

 

 

 

SFの書き方 「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録

日本SFはいま、第2の黄金期を迎えようとしている――大森望(主任講師)

 

2016年4月、書評家・翻訳家・SFアンソロジストの大森望を主任講師にむかえて開講した「ゲンロン 大森望 SF創作講座」。東浩紀、長谷敏司、冲方丁、藤井太洋、宮内悠介、法月綸太郎、新井素子、円城塔、小川一水、山田正紀という第一線の作家陣が、SFとは何か、小説とはいかに書くかを語る豪華講義を採録。各回で実際に与えられた課題と受講生たちの梗概・実作例、大森氏による付録エッセイ「SF作家になる方法」も収録の、超実践的ガイドブック!
早川書房 2017年4月20日刊行

SCHEDULE

スケジュール

 

日程 1限目 2限目 3限目 講師
5月下旬 大森望より課題の提示
第1回 6月20日(木) 19:00-20:00
導入
20:15-21:45
講義
22:00-23:00
梗概講評会
小浜徹也(東京創元社)+大森望
※初回のみ作家ゲストなし
第2回 7月18日(木) 19:00-20:00
講義
20:15-21:45
梗概講評会
22:00-23:00
実作講評会
新井素子+大森望+ゲスト編集者
第3回 8月22日(木) 19:00-20:00
講義
20:15-21:45
梗概講評会
22:00-23:00
実作講評会
藤井太洋+大森望+ゲスト編集者
第4回 9月19日(木) 19:00-20:00
講義
20:15-21:45
梗概講評会
22:00-23:00
実作講評会
法月綸太郎+都丸尚史(講談社)+大森望
第5回 10月17日(木) 19:00-20:00
講義
20:15-21:45
梗概講評会
22:00-23:00
実作講評会
長谷敏司+大森望+ゲスト編集者
第6回 11月21日(木) 19:00-20:00
講義
20:15-21:45
梗概講評会
22:00-23:00
実作講評会
円城塔+大森望+ゲスト編集者
第7回 12月26日(木) 19:00-20:00
講義
20:15-21:45
梗概講評会
22:00-23:00
実作講評会
小川哲+大森望+ゲスト編集者
第8回 2020年1月16日(木) 19:00-20:00
講義
20:15-21:45
梗概講評会
22:00-23:00
実作講評会
大森望+ゲスト作家+ゲスト編集者
第9回 2月20日(木) 19:00-20:00
講義
20:15-21:45
梗概講評会
22:00-23:00
実作講評会
高山羽根子+大森望+ゲスト編集者
第10回 3月19日(木) 19:00-20:00
講義
20:15-21:45
梗概講評会
22:00-23:00
実作講評会
山田正紀+大森望+ゲスト編集者
5月15日(金) 第4回 ゲンロンSF新人賞選考会(最終講評会) 審査員は後日発表

やむを得ない事情により、日程を変更する場合がございます。その際はあらかじめ、メール等でご連絡を差し上げます。

LECTURERS

講師

大森望

大森望|おおもり・のぞみ

1961年、高知生まれ。書評家・SF翻訳家・SFアンソロジスト。著書に『21世紀SF1000』、『新編・SF翻訳講座』、《文学賞メッタ斬り!》シリーズ(豊崎由美と共著)、《読むのが怖い!》シリーズ(北上次郎と共著)など。アンソロジーに《NOVA 書き下ろし日本SFコレクション》、《不思議の扉》の各シリーズのほか、『星雲賞SF短編傑作選 てのひらの宇宙』など。訳書にコニー・ウィリス『ブラックアウト』『オール・クリア』など多数。2013年には『NOVA』が第34回日本SF大賞特別賞を受賞。

ゲスト講師

藤井太洋

藤井太洋|ふじい・たいよう

1971年、奄美大島生まれ。 国際基督教大学中退。舞台美術、DTP制作、展示グラフィックディレクターなどを経て、2013年までソフトウェア開発・販売を主に行う企業に勤務。2012年、電子書籍個人出版「Gene Mapper」を発表し、作家として一躍注目を浴びる。同年12月短篇小説「コラボレーション」「UNDER GROUND MARKET」の2作で商業誌デビューし、2013年4月に、「Gene Mapper」の増補完全版『Gene Mapper -full build-』(ハヤカワ文庫JA)を刊行。『オービタル・クラウド』(早川書房)で、第35回日本SF大賞、第46回星雲賞(日本部門)を受賞。2015年より、日本SF作家クラブ会長を務める。

法月綸太郎

法月綸太郎|のりづき・りんたろう

1964年、松江生まれ。京都大学法学部卒。在学中は京都大学推理小説研究会に所属。1988年に『密閉教室』(講談社)でデビュー。2002年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2005年『生首に聞いてみろ』(角川書店)で第5回本格ミステリ大賞を受賞。2013年より本格ミステリ作家クラブの会長を務める。『頼子のために』(講談社)、『一の悲劇』(祥伝社)、『ふたたび赤い悪夢』(講談社)、『ノックス・マシン』(河出書房新社)など著作多数。

長谷敏司

長谷敏司|はせ・さとし

1974年、大阪生まれ。2001年、第6回スニーカー大賞金賞を受賞した『戦略拠点32098 楽園』(KADOKAWA)でデビューしたのち、ライトノベルからSFに活動の場を広げる。2015年、『My Humanity』(早川書房)で第35回日本SF大賞を受賞。その他の著作に『円環少女』シリーズ(KADOKAWA)、『あなたのための物語』(早川書房)、『BEATLESS』(KADOKAWA)、『メタルギアソリッド スネークイーター』(KADOKAWA)など。

円城塔

円城塔|えんじょう・とう

1972年、札幌生まれ。研究者を経て作家。SF、純文学問わず広く活動中。主な著書に、『Self-Reference ENGINE』(文藝春秋、2014年 Philip K. Dick Award 特別賞)、『烏有此譚』(講談社、第32回野間文芸新人賞)、『道化師の蝶』(文藝春秋、第146回芥川龍之介賞)。訳書に、チャールズ・ユウ『SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと』(早川書房)。近作に『シャッフル航法』(河出書房新社)、『エピローグ』(早川書房)、『雨月物語』(河出書房新社、池澤夏樹個人編集日本文学全集所収)、『プロローグ』(文藝春秋)、『文字渦』(新潮社、第39回日本SF大賞)。
写真提供=新潮社

小川哲|おがわ・さとし

1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍中。2015年に第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を『ユートロニカのこちら側』で受賞し、デビューを果たす。2017年に第2長篇となる『ゲームの王国』を上梓。2018年、同作品で第38回日本SF大賞を受賞。

高山羽根子

高山羽根子|たかやま・はねこ

富山県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。
​2009年、「うどん キツネつきの」第1回創元SF短編賞佳作。同作がアンソロジー『原色の想像力』(創元SF文庫)に収録。2014年、短編集『うどん キツネつきの』刊行。2015年、短編「おやすみラジオ」が第46回星雲賞(日本短編部門)参考候補作に選出。​SFが読みたい!2016年版 BEST SF 2015[国内篇]7位に『うどん キツネつきの』選出。第36回日本SF大賞最終候補作に『うどん キツネつきの』選出。2016年、「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞受賞。2017年、「太陽の側の島」が『行き先は特異点 (年刊日本SF傑作選)』(創元SF文庫)に採録。2018年、短編集『オブジェクタム』刊行。小説トリッパー(朝日新聞出版)掲載の短編ほか収録。第39回日本SF大賞最終候補作に選出。2019年、「居た場所」が第160回芥川龍之介賞候補。短編集『居た場所』刊行。文藝(河出書房新社)掲載の短編ほか収録。

山田正紀

山田正紀|やまだ・まさき

1950年、名古屋生まれ。1974年、「神狩り」でデビューし、同作で第6回星雲賞日本短編部門を受賞。『最後の敵』(徳間書店)で第3回日本SF大賞を受賞、『ミステリ・オペラ』(早川書房)で第2回本格ミステリ大賞と第55回日本推理作家協会賞を受賞。SF、ミステリ、冒険小説など多岐にわたる分野で活躍する。『宝石泥棒』(角川春樹事務所)、『エイダ』(早川書房)、『神狩り2』(徳間書店)、『カオスコープ』(東京創元社)、『神獣聖戦』(徳間書店)、『桜花忍法帖』(講談社)など著作多数。

小浜徹也|こはま・てつや

1962年、徳島県生まれ。京都大学SF研究会OB。1986年に東京創元社へ入社し、編集者として一貫してSFを担当。2009年にスタートした新人賞〈創元SF短編賞〉では受賞作全作を編集、2018年創刊の書き下ろしSFアンソロジー《GENESIS》を共同編集。ウンベルト・エーコと島崎博の来日イベントの司会をつとめたことが生涯の自慢。2000年に柴野拓美賞を受賞。

APPLICATION

募集概要

定員

正規受講生 40名
聴講生 15名
※通年での募集となります。

募集期間

2019年3月27日(水)− 2019年5月10日(金)

正規受講料

200,000円(税別)修了作品審査料を含む
※ゲンロン友の会第9期会員および、応募時点でゲンロンスクール(新芸術校/批評再生塾/SF創作講座/ひらめき☆マンガ教室)を受講中の方には割引が適用されます。割引金額は5,000円です。割引の併用はできません。

聴講料

120,000円(税別)
※聴講生は、各回の講義を会場で聴講することができますが、課題を提出したり、講評を受けたりすることはできません。最終講評会についても同様です。
※ゲンロン友の会第9期会員および、応募時点でゲンロンスクール(新芸術校/批評再生塾/SF創作講座/ひらめき☆マンガ教室)を受講中の方には割引が適用されます。割引金額は5,000円です。割引の併用はできません。

お申込み

ゲンロン 大森望 SF創作講座の受講を希望される方は、受講規定をお読みになってから、下記リンクよりゲンロンショップの申込み商品をご購入ください。
銀行振込をご希望の方は、商品を注文後、1週間以内に受講料全額(消費税込)をご入金ください。入金が確認でき次第、手続き完了となります。振込手数料は申込み者の負担とさせていただきます。
クレジットカードでの決済を希望する方は、ゲンロンショップの指示にしたがい、手続きを終えてください。決済終了が確認でき次第、手続き完了となります。
どちらの場合も、入金が確認されない場合は、申込みはキャンセルとさせていただきます。
定員に達し次第、募集は締め切らせていただきます。

受講までの流れ

授業開始日は6月20日です。5月中に個別のメールにて初回授業のご案内を差し上げます。

受講規定

授業期間 授業期間は2019年6月から2020年5月の1年間です。
受講手続 ゲンロンショップより申込みを行ったのち、受講料の納入が確認された時点で受講手続きが完了するものとします。受講手続は申込み順で行われます。また、受講の申込みをもって本受講規定に同意したとみなされるものとします。受講手続き完了時にはメールで連絡いたします。
定員 定員は正規受講生40名、聴講生15名です。ただし、応募数が開講最少人数に満たないときは開講しない場合があります。
スケジュール 授業日・授業時間は別途ウェブサイトに明示いたします。
撮影・放送 授業の一部はネットで期間限定で中継されることがあります。受講者には、欠席時自習や復習のため、受講期間のあいだ有効な視聴権限を付与します。ゲンロンは記録および広報のため、授業風景を予告なく静止画あるいは動画で撮影することがあります。撮影を希望しない受講生はその場で必ず申し出てください。
メーリングリスト 授業についての連絡は、公式メーリングリストを用いて行います。公式メーリングリストには、特にお申し出のない限り、お申し込み時のメールアドレスを登録いたします。お申し込み時のメールアドレスとは別のアドレスの登録を希望される場合は、その旨あらかじめご連絡ください。
受講料
  • 金額
    受講料は別途ウェブサイトに明示いたします。
  • 納入方法
    受講料は、現金、銀行振込、所定のクレジットカードのいずれかにて、全額を一括でお支払いください。
  • 割引
    ゲンロン友の会第9期会員および、応募時点でゲンロンスクール(新芸術校/批評再生塾/SF創作講座/ひらめき☆マンガ教室)を受講中の方には割引が適用されます。いずれも5000円の割引となります。割引は併用できません。
  • 返金
    納入された受講料はいかなる事情があっても返金いたしません。ただし、主催者・講師の事情で授業が中止になった場合はそのかぎりではありません。
  • 分納
    分納は受け付けておりません。ただし、クレジットカード利用の場合は、クレジット会社の規約にしたがった分割払い等が可能な場合があります。詳細はクレジット会社にお問い合わせください。
在籍証明 教程の3分の1以上を欠席した場合は、在籍したと認められない場合があります。
注意事項 自己の受講資格および在籍資格を第三者に譲ることは、いかなる場合も認められません。設備・機材を破損する、授業を妨害する、講師陣の中傷を行う、営業を妨害するなど、当社(株式会社ゲンロン)に不利を及ぼす行為をした受講生は、当社の判断により除籍・退学となる場合があります。その場合も受講料の返金は行いません。
ゲンロン 大森望 SF創作講座は学校教育法が定める学校や各種学校ではありません。

申し込みフォーム

募集期間は終了いたしました。

お問い合わせ

ゲンロン 担当 徳久倫康
info[at]genron.co.jp

イメージ画像:大森望+杉山豪州(Gottingham)