僕の小説『神は沈黙せず』(角川文庫)は、神の存在が科学的に証明されたらどうなるかをシミュレートしたものです。でも、このアイデアは他にもいろんな応用が考えられるはずなんですよね。極端な話、作家の数だけ違う物語が書ける。
そこであなたには、自分なりの『神は沈黙せず』を書いていただきたい。神が存在することが証明された世界で、いったいどんなことが起きるのか。もちろん設定は『神は沈黙せず』と同じである必要はありません。舞台も現代である必要はありません。神が作中で姿を現わすかどうか、どんな姿で何を喋るのかも、あなたの自由です。
たとえば『神は沈黙せず』は長編なので、神の存在が証明されるまでのくだりがかなり長いんですよね。梗概ではそれをいちいち書いている余裕はないので、すっぱり省略し、すでに神の存在が証明されていることにしてもいいでしょう。
注意していただきたいのは、ファンタジーやコメディにはしないこと。現実に起こりそうなリアルな話にしてください。
想像力あふれる物語に期待いたします。
(山本弘)

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