夢の東京(オリンピック)閉会式プランを携えて

作品プラン

夢の東京(オリンピック)閉会式プランを携えて

東京は過去の夢を見ている。オリンピックを開催し、リニアモーターカーが開通したら、輝かしい豊かな生活が再びやって来るのだ、と。夢に疲弊している。もう限界だ。このままでは、夢のまま死ぬ。

本当に東京オリンピックを開催するのか、という問題がある。どうやら汚い金が動いていたらしい。もうぐだぐだだ。でも、ぐだぐだでもよいかもしれない。東京オリンピック、盛大にやろう。ぐだぐだでもやろう、むしろぐだぐだにやろう。そうして東京よ、夢から醒めろ。過去の栄光はぜんぶ捨てて、現を生きるのだ。夢の終わりは静かに執り行おう。ぐだぐだのオリンピックの閉会式、ぐだぐだすぎて誰も来ないかもしれない。それくらいがいい。幻の東京に別れを告げて、現実を生きていこう。生きてさえいれば、きっとまた、どこかで会えるから。

だからわたしは東京オリンピックの閉会式、つまり夢の東京の閉会式のプランを携え、夢から醒める日の東京を目指し、今を歩く。

 

 

21_長谷川皓大_東京(オリンピック)閉会式プランを携えて_2

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